現在の内観3項目は、故・吉本伊信により、1968年ごろに確立されました。
内観は、1週間、朝5時〜夜9時まで行います。 両親をはじめ身近な人や恋人・友人・恩師・同僚・上司などに対する自分を調べていきます。 0〜3歳、幼稚園時代、小学校低学年、小学校高学年、中学校時代、など、人生を3〜5年で区切って、年代別に、自分が ・してもらったこと ・して返したこと ・迷惑をかけたこと の3つを思い出していきます。 1〜2時間に1回、面接者が、「誰に対するいつの自分を調べましたか」とお話を聞きに伺いますので、思い出したことを話していただきます。1回の面接は3〜5分ほどです。 食事中や入浴中も内観を続けていただきます。 他の方の内観をしたCDなどを聞く場合もあります。
部屋の隅に立てた屏風の中で内観をします。
座るのに楽な格好をご用意ください。 はじめは思い出したことをメモなどしてもらっても構いません。 お食事以外に、用意された飲み物は自由に飲むことができますが、その他の飲食はお控えください。
内観の進み方
1〜3日目までは、なかなか昔のことが思い出せず苦労することもあります。 帰りたくてたまらない気持ちにもなる方も多いようです。 4〜6日目になると、やっと落ち着いて内観ができるようになったり、内観がグッと深まったりする方が多いです。 7日目は、午前中に退所になります。 個人の内観の深まり方により、延長を希望されたり、こちらが勧めることもあります。
注意事項
※ 研修中は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコンなどはお預かりします。 ※ 外部との接触を持つことはできません。テレビやラジオ、読書、洗濯もできません。 ※ 内観者様へ緊急のご連絡の際は、代表の電話へお願いします。 ※ 医療機関にかかっている方は、主治医にご相談、許可を頂いてから申し込んでください。